温泉天国

5月29日。朝、出発しようと思ったら、昨日テントを張っれる場所を教えてくれたおばちゃんが朝食と昼食のお弁当をいただいた。ありがとう!今日は朝から良い感じだ。やっと太陽が顔を出しはじめた。それでも、朝はちょっと肌寒かった。北上してきて、寒くなってきたんだな。

最初は国道8号を走って、柏崎市に向う。そこから国道352号に変って、海岸線をひたすら走る。途中でドライブ中の家族に声をかけられたり、サーファーの女の子に話しかけられたりしながら、走る。やっぱり晴れているのは気持がいい。久々に快適に走る事ができた。今日も温泉に入りたかったので、温泉地を目指して走る。日本海側には温泉がたくさんあるので、ペース配分に気を配りながら走っていけば、夕方に温泉地に到着する事が出来るのだ。

そんな訳で、今日も温泉を目指して走る。今日は田ノ浦温泉を目指す。しかし、この温泉はもうやってないらしい。ショックだ。近くに温泉がないか聞いてみると、もう少し先に、福寿温泉があるらしいので、行ってみた。テントを張れる所を探して、先にテントを張ってから、温泉に行く。とても綺麗な温泉だったけど、とても高い!千円もした。今まで、高くても500円以内だったので、その価格の差にちょっとビックリ。ま、設備は綺麗で広い温泉だったので千円分の価値はあったと思う。それにしても、千円って高すぎ。

 テント設営地:巻町福寿温泉の近くの空き地。

5月30日。今日はちょっと遅めの、10時出発。ところが、ウサギになりテントをたたんで、出発する直前、農家風の女の子がクワを持ったまま俺に話しかけてきた。俺、ビックリ!しかし、彼女はウサギの俺を見てもっとビックリ!彼女はこの近くで畑をたがやしているらしい。ひと仕事しようと思って、畑に行く途中にウサギを発見して、声をかけたらしい。彼女と、1時間ほど話をしてしまい、出発は11時になってしまった。

今日の目標は瀬波温泉まで行くことにしたので、ちょっと急いで走ることにする。今日は大都会新潟を通るのでちょっとドキドキ。新潟市内には国道8号と国道7号の始点と終点があった。日本一長い信濃川を渡って、新潟駅を見て、新潟観光終了。新潟市内では特に声をかけられたりしなかった。ちょっと淋しかったけど、何事もなく無事に通過できた。

昨日から、晴れていてとても気持いい。やっぱり天気はとても大切だね。そんな訳でガンガン進んでいける。なんとか瀬波温泉まで到着する事ができた。テントを張れそうな所を探して、ウサギから人間に戻る。そして温泉に行く。今日の温泉もちょっと高い。800円だった。新潟の温泉は高いんだろうか?それでも入ってしまうんだから、何だか俺は温泉にハマってしまったようだ。

 テント設営地:村上市、瀬波温泉の取り壊されたホテルらしき建物の跡の空き地。

5月31日。今日の目標は湯野浜温泉。何だか最近は温泉を目指して走っている。それだけ温泉がたくさんあって、たどり着きやすくなっていて、しかも、俺が温泉好きになってきているのだ。そんな訳で湯野浜温泉を目指して、国道345号を走る。ほとんど海岸線を走っていく。やっぱり海を見ながら走っていくのは気持いい。途中から国道7号になるが、今日はただひたすら、湯野浜温泉を目指してひたすら走る。

今日は午前中に警察官に職務質問をされた。今回の旅でこれで3回目だ。俺もけっこうなれてきて、軽くあしらい、また走る。しかし、ずーっと同じ日本海の景色を見て走ってたので、途中で飽きた。もう、チャリに乗りたくなくなったので、チャリを押して歩くことにした。そんな風に気分転換しながらも進んで行く。途中で鳥海山を見たりしながら、何とか湯浜温泉に到着

最近、その日の目的地を決めて、その温泉地を目指して走っていく。目的地を決めて走るとけっこう疲れる。時間に追われながら走っていくのはちょっとしんどい。しかも、到着した後にテントを張れる所を探さないとならないのだ。これが、なかなかいい空き地が無くて、探すのが大変。

そんな訳で、早速、テントを張る所を探す。なかなかいい所がみつからない。毎日思うけど、もうちょっとテントを張っていい所が楽に見つからないだろうか?それでも、何とかテントを張って、温泉に行こうと思ったけど、今日はちょっと天気がよくて、夕日が綺麗だったので、夕日を見てから温泉に行く事にした。夕日を見てるときに地元の中学生達と交流。彼らはちょっとなまっていた。さすがに東北だ。夕日が沈んでから、温泉に行った。日本には温泉があってホントによかった。

 テント設営地:鶴岡市、湯野浜温泉街の前の浜辺。

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