2007年6月

6月2日

実習が始まったので、数人のグループに分かれてそれぞれの実習先に行くので、違うグループの人とは会う機会が少なくなる。半年間の実習を終えるまでは、クラスのみんなはバラバラで勉強する。違う実習先のメンバーとも情報交換をして、みんなで協力して実習を乗越えたい。実習は始まったばかりだができるだけ睡眠時間をとりながら、実習をこなしたい。

6月3日

実習中は大量の記録物を書かなくてはならないので、睡眠時間がなくなってしまう。週末は睡眠時間の補充と記録物の完成に費やされる。その間に溜まった洗濯物もしてしまわなくてはならない。

6月5日

2週間ほど前にビリーズブートキャンプのDVDを入手した。DVDを手に入れた時はやる気があったが、そのやる気は3日坊主にもならないうちに消えてしまった。2週間の間にビリーズブートキャンプに対する情熱が冷めてしまったのだ。せめて、週末ぐらいはビリーズブートキャンプやろうと思っていたが、思っただけで週末は過ぎていた。このまま、ビリーズブートキャンプのDVDは俺の部屋の中に埋もれてしまいそうで恐い。

6月6日

告白する前の失恋はけっこう痛い。しかも、周りはその事実を知っているのに本人だけ知らないのはもっと辛い。失恋の事実が判明しても、まわりの友達に支えてもらえるのだから、良い友達を持っている。思いっきり泣いて、失恋を乗越えるしかないだろうな。

6月7日

普段はあまりイラつかない俺だが、かなりイラついてしまった。どうにかして気分を変えたいのだが、イラついている感情を抑えるのが難しい。こんな状態ではクラスメイトにも迷惑をかけるので、何とかして気分転換を試みる。しかし、俺1人の力ではなかなかイライラを抑える事が出来ない。なので、癒し効果のあるクラスメイトと関係のない世間話をして気分転換してみる。しばらく話をしているうちにイラついて抑えるのが難しかった感情が消えていた。未来の看護師たちの癒し効果は素晴らしい事を実感できた。

6月9日

クラスメイトと芸能人の話をすると、ジェネレーションギャップを感じる。昨日は好きな男性芸能人の話になった。ダントツで人気の男性芸能人の名前が出てきたが、俺には誰なのか良くわからない。説明されて、ようやくどんな人で、どんな活躍をしているのかがなんとなく判る。そして、ネットでググッてみると、どうやら若手の人気ナンバーワンの芸能人らしい。すっかり、ジェネレーションギャップを感じてしまったが、看護学生をしていなければ、ジェネレーションギャップを感じる事も出来ないのだろう。30過ぎの看護学生が体験できる貴重な経験として受け止めておこう。

6月12日

うちの学校は食堂がないので昼休みにあわせて弁当が売り出される。弁当は学生が昼休みに入る前に売店に搬入されて準備される。もちろん、学生用にボリューム満点で低料金の弁当だ。なので、昼休みに入ると、学生達の弁当争奪戦が繰り広げられている。今日は昼前の講義がなかったので、ちょっと早めに弁当を買いに売店に向かった。すると、講義の入っていない先生達が売店の前で弁当の準備が出来るのを待っている。先生たちは学生が弁当争奪戦を始める前に、いちばん良い弁当を選び取っているようだ。やっぱり、学生は先生達よりも弱い存在なのだなと言う事が改めて思い知った。

6月13日

俺の家を訪ねる友達は事前に連絡をくれる人がほとんどだ。たまに来る突然の訪問者だが、突然の訪問で嬉しいと思ったことはほとんどいない。たいていは宗教の勧誘であったり、新聞の勧誘であったり、その他の勧誘であったりする。そういう方々の訪問は俺にとって嬉しくないので突然の訪問者には居留守を使う事が多い。今日も訪問者がやってきたが、気分が良かったので対応してみると新聞の勧誘だった。はっきりと新聞は取らないと言っているのに、けっこう食い下がってくる。それでも、絶対に新聞はとらない事を勧誘員に伝えて、話を終わらせた。俺にとって嬉しい突然の訪問者は来ないようである。

6月14日

うちにはMDを再生するものがないので友達からMDウォークマンを借りてきた。家に帰ってMDを聞こうとしたらバッテリーが切れて動かない。結局、お目当てのMDを聞く事ができなかった。

6月15日

普段は学校に弁当を持っていっている。学校から帰ってきて、弁当箱を洗おうと思ったら、弁当箱のフタに切れ目が入っていた。何処かにぶつけた訳でも落とした訳でもないのに、壊れていたのだ。弁当箱は近所の100円ショップで一年近く前に買ってきた代物だ。値段と使用頻度を考慮すると、壊れても文句は言えない。明日、同じ100円ショップで弁当箱を買ってこようと思う。1年ほどで使い捨ての弁当箱を買っていると思えば納得できる買い物だ。

6月16日

最近は天気が良い日が多いので、昼休みはみんなでバレーボールを楽しんでいる。10人ぐらいで輪になってやるバレーボールは楽しい。俺はみんなの輪の隅っこに入れてもらっているだけだが、キャラクターの濃い看護学生のバレーボールはいろんな意味で笑える。

6月17日

今週も天気は良いのだか誰も遊んでくれる人がいなくて引き篭もり。でも、規則正しい生活を心がけて、活動的に引き篭もる。やらなくてはならない家事をさっさと終わらせて、実習の記録も終わらせる。それから、台所の消耗品が消耗してきたので買い替えに100円ショップに行くと外は天気がよくて気持ちよい。数カ月ぶりに有意義な週末を送ることが出来た。

6月18日

今日から新しい実習が始まった。図書館に行って受け持つ患者が抱えている病気について調べる。膨大な図書の中から必要な図書を探し出すだけで嫌になってくる。でも、出来ることはしなければ。

6月19日

これだけのみんなに支えられながら実習をしていると思った。支えてくれているみんなに感謝したい。ありがとう。いつも、心の中には感謝の気持ちを忘れずにいたいものだ。

6月21日

突然、友達が夜中にやってきて、しばらく話をした。数カ月ぶりの再会だったので、話をしているうちにあっという間に時間が過ぎた。たわいもない話しかしていないのだが、身体のだるさがなくなった感じがする。友達と話をして、精神的に楽になって、身体症状が軽減されたのかもしれない。精神的な重圧が身体に与える影響は大きいのだなと考えさせられる。

6月23日

日本で生活している人は危機管理意識が低いと思う。危機管理意識が低いのは高いレベルの安全が保たれているからだと思う。海外を旅していたときは街中を歩いていても、後ろから教われる危険を考えていたし、バスや列車に乗るときも自分の荷物の心配を常にして、危機管理意識は常に高く保っていた。危機管理意識が少しでも低下すると、すぐに危険な事に巻き込まれるからだ。危機管理意識を高く保つのは労力の必要なことなのでとても疲れる。危機管理意識がないのは問題だが、危機管理意識が必要ないのは良い事だと思う。もう少し、危機管理意識を持ちながら、病院実習をしようと思う。

6月24日

やっぱり、予想通りに計画の通りには進んでいかない。何でも思う通りに出来る訳じゃないが、思う通りに進んでいかないと不安が募る。嫌でも明日はやってくる。それまでに、出来る事はやってしまおう。そういえば、明日は番付発表だ。

6月27日

趣味でタロット占いをしているが、タロット占いには会話の能力が必要だと感じるようになった。相手に何かを正確に伝えるためには、かなりレベルの高い会話の能力が必要なのだ。占う内容を決める時や占いの結果を告げる時に、上手に会話が出来ないと困るのだ。丁寧にタロット占いをすると、上手に会話をする訓練になる。占いをして欲しい人が現れるという事は、会話の訓練をしてくれるという事だ。そんな、占いをして欲しい人たちに感謝したい。

<<2007年5月 | 看護学生生活に戻る | 2007年7月>>