2011年6月

2011年06月02日

ゴールドコーストを出発してブリスベンにやってきました。到着したのが夕方だったので、本格的な観光は明日になります。久々の大都会なので、チョット緊張します。

2011年06月03日

朝からブリスベン観光に出かける。ブリスベンもパースやメルボルンやアデレードと同じように博物館や美術館を無料で見学する事が出来て嬉しい。州都の博物館なので、かなりボリュームがある展示だ。美術館は建物自体も素敵なデザインで、広く、全体を見て周るだけで、かなり疲れてしまった。博物館と美術館を見学した後に街の中心部に向う。ブリスベンの中心にはクイーンストリートモールと言う歩行者天国がある。平日の昼間だと言うのにとても賑わっている。フルーツジュースやシェークを飲みながら歩いている人がたくさんいて、俺もフルーツジュースが飲みたくなった。ジュース屋を探していたら、モールのど真ん中にジュース屋さんを発見した。さっそく、ミックスジュースを注文する。久々に飲むフルーツジュースはうまい。

ふらふらと街の中を歩き回り、午後からパイプオルガンが素敵な教会でのんびりとする。教会の中はステンドグラスが美しく、のんびりとしているので心が落ち着くのだ。ブリスベン川には船着場がたくさんあり、市民の生活の足として使われているらしい。ちょっと船に乗ってみたいが、どこに連れて行かれるのか判らないので、やめた。夕日と言うにはちょっと早い太陽を見ながら、宿に戻る。

2011年06月04日

ブリスベンを出発してサンシャインコーストに向う。100キロぐらいの移動距離なのだが、途中に寄りたい所があるので、慌しくブリスベンを出発する。寄りたい所の1つがブライビーアイランドだ。日本のガイドブックには載っていないし、現地での情報もほとんど無いのだが、地図で見るとオーストラリア本土と橋で繋がっており、バイクで行けそうなのだ。何も無い島かもしれないが、バイクで行けるのなら行ってみたい。ブライビーアイランドに橋で渡ると、町があり、ビーチや公園も整備されていた。海もビーチも綺麗だし、ブライビーアイランドは予想以上に素敵な場所だ。天気も快晴で気持ち良いので、ビーチで昼飯を食べながらのんびりできた。

次の寄りたい場所はグラスハウスマウンテンズだ。面白い形の山が点在しているのだ。しかし、見晴らしの良い場所を探していたが、なかなか見つからない。幹線道路から少し離れて、ようやく見晴らしの良い場所を見つけて満足できた。寄り道が多かったので今日の目的地に到着するころには4時近くになってきた。さすがにサンシャインコーストというだけあって、素敵なところだ。しかし、宿にチェックインしようとしたら満杯で泊まれないと言う。インフォメーションで聞いた情報では、安宿はここしかないらしい。ノースタンボリンで野宿した事を思い出して、ちょっと焦る。隣の町のマールーチドにも安宿があるので、そちらに行ってみる事にした。10分ほどでマールーチドに到着したが、太陽が傾いてきて不安感が大きくなる。マールーチドの安宿も今日は満杯らしく、宿泊できるか微妙な雰囲気だ。レセプションで話をしていると、オーナーが現れて空きベッドを見つけてくれた。無事に今日の宿を確保できて、安心した。

2011年06月05日

今日はマールーチドとムールーラバのビーチでのんびりする。日曜日なので家族連れがたくさん来ていてバーベキューなどをしているのだが、曇り空なのでビーチを散歩していても、なんとなく気持ち良くない。フルーツジュースを飲みながらビーチをのんびりと散歩して、昼過ぎには宿に戻ってきてしまった。

2011年06月06日

今日はマールーチドからヌーサに移動する。天気は快晴で、バイクで走っていても気持ち良く、お昼前にはヌーサに到着した。インフォメーションで宿を聞くと、すぐに見つかり予約もしてしまった。宿にチェックインしてすぐに、サンシャインビーチに向った。天気が良く暖かいので久しぶりに波にもまれて海を満喫したい。サンシャインビーチは波が高いので、波と戯れるのはかなり面白い。身体だけで波に乗ることも出来て、十分に波と戯れる事が出来た。

2011年06月07日

朝からちょっと曇っていて、海に入るには少し寒そうだ。今日はヌーサヘッド国立公園のトレッキングに行くことにした。ビーチ沿いを歩きながら半島を一周するトレッキングルートだ。太陽が出ると少し暑いのだけれども、曇ると寒い。海に入らなくて正解だった。

歩いている途中でアレキサンドリアベイに出た。アレキサンドリアベイはトレッキングで歩いてしか来る事が出来ない。そのために人がほとんどいない、静かで美しいビーチだ。しかも、ヌーディストビーチらしく、裸の男女が日光浴や海水浴を楽しんでいた。

2011年06月09日

数日前からクラッチの調子がおかしいと思っていたら、クラッチが壊れてしまった。クラッチを握った途端に、ワイヤーが切れてしまったのだ。バイク旅を始めて直ぐにワイヤーが切れた時と同じ、嫌な感覚だった。前にクラッチが切れた時はキャンプサイトで修理道具を持っている人が助けてくれたが、今回壊れた場所は数件の民家がある他は何も無い場所で、助けを求めるのは難しそうだ。それでも、民家に助けを求めペンチを借りてみたが、応急処置すら出来ずに困った。仕方ないのでクラッチが使えないまま、近くの町のバイク屋さんまで走る事にした。走り出す時やギアチェンジをする時には相当の負担をかけているだろうが何とか走れる。それでも、クラッチが使えない状態では止まる事が出来ないので、物凄く大変な運転だ。クラッチを発明した人の功績は物凄く偉大だと、改めて思い知らされる。止まらないように気をつけながら運転し、ようやくギンピエという町に到着できた。ギンピエのバイク屋で直ぐにクラッチワイヤーを交換してもらう事ができた。クラッチワイヤーの修理で今日はギンピエに泊まる事になると思っていたが、助かった。それでも時間を使ってしまったため、今日はギンピエから70キロほどの場所にある、レインボービーチと言う素敵な響きのビーチに泊まる事にした。

2011年06月10日

レインボービーチの近くからフレイザーアイランドに渡ることが出来るのだ。小型の渡し舟がフレイザーアイランドまで運んでくれた。フレイザーアイランドのビーチは観光ツアーの4WDで踏み荒らされている。4WDのタイヤの跡だらけのビーチを2時間ほど散策してみた。どこまでも続くビーチに残された4WDのタイヤの跡は潮が満ちてくると消えてしまう。人間が作り出したものは自然の時間の中で風化して、自然に戻っていくのだ。数十分で風化しようと数千年で風化しようと地球の時間の前では同じようなものだろう。

2011年06月11日

朝から雨が降っていて、とても寒い。今日はハービーベイまで150キロほどの移動予定だが、雨が止むまでしばらく出発を見合わせる。11時ぐらいに雨が止んだので出発するが、30分も走らないうちに雨が降ってきた。雨宿りする場所など無いので、雨の中でも走り続けるしかない。凍えそうな身体でハービーベイに到着し、宿を見つけてチェックインする。カッパを脱ぐとズボンも上着も濡れていた。どうりで寒いはずだ。暖かいシャワーを浴びて、紅茶を飲んでゆっくりと休もう。

2011年06月13日

降り続いていた雨がようやくあがって太陽が戻ってきた。雨に濡れていたバイクの調子を確認するため、バイクに跨りエンジンをかける。こんな時は調子が悪くなる事の多いコワレルナなのだが、今日のエンジンは気持ち良いほど調子よくかかってくれた。バイクの調子が快調だと、何事も全て順調に進みそうなので嬉しくなる。荷物を積み込んで出発の準備をする為、エンジンを一度止めてバイクから降りようとした瞬間にバイクと一緒の転倒してしまった。スタンドを立て忘れたまま降りようとしたので、転倒したのだ。しかも、転倒した衝撃でクラッチが折れてしまった。自分の注意不足が腹立たしい。もうちょっと注意していれば良かったと悔しくなるが、折れてしまったクラッチはどうにもならない。バイク屋で直してもらおうと思ったら、今日はクイーンバースデーで休みだという。仕方ないので、こんな日はのんびりして、もう1泊ハービーベイに泊まる事にした。

2011年06月14日

朝からバイク屋に行ってクラッチを直してもらう。新しいクラッチレバーを購入して取り付けもあっという間に完了した。キャプテンクックが1770年に上陸したのにちなんで1770と名づけられた町があるので行ってみる事にする。町の名前が数字だけと言うのは珍しく、俺も初めて訪れたかもしれない。

1770はリゾート開発がほとんどされておらず、不便だが素敵な場所だ。海と川の境目が天然の良港になっているらしく、ヨットやボートがたくさん停泊している。ここから見る夕日はとても美しい。

2011年06月16日

1770を出発して、お昼前にはグラッドストーンに到着した。ヨットハーバーが公園のようになっており素敵な町だ。安宿を探して行ってみると、今日は満杯で泊まれないと言う。もう少し北のロックハンプトンにも安宿があるから、ロックハンプトンまで行ったらどうだろうと言われた。グラッドストーンの安宿が一軒しかないので仕方がない。ヨットハーバーの公園で昼飯を食べてから、ロックハンプトンに向った。ロックハンプトンは南回帰線が通っていて、南回帰線の碑がある。今までに南回帰線は何度も通った事があるはずなのだが、南回帰線の碑と言うものを見たのは初めてだ。町の中は古い建物がたくさん残っており、素敵な雰囲気だ。

2011年06月17日

ロックハンプトンの近くには洞窟があるという。洞窟マニアとしては、洞窟があれば行きたくなる。カプリコンケーブという洞窟らしく、11時のツアーに参加できた。洞窟内部は鍾乳石などが少なく、ちょっと寂しい感じだが、この洞窟内には教会があり、結婚式を挙げる事も出来るようだ。内部もあまり広くないが、面白い洞窟だ。洞窟見学の後は久しぶりに思いっきり移動だ。300キロを一気に走ってマッカイにやって来た。久しぶりの長距離移動は思ったよりも疲れた。

2011年06月20日

グレートバリアリーフのウッドサンデー諸島でダイビングをしてきた。半年振りのダイビングだったので、前日からワクワクしてしまった。アーリービーチと言うところから船で片道3時間ぐらいの場所にある浮島に行き、その浮島に滞在しながらダイビングやグラスボートを楽しむツアーに参加した。人の居ない珊瑚礁の真ん中に作った浮島なので海はとても美しい。移動中の船でダイビングの説明があり、浮島に到着後直ぐにダイビング開始だ。全てが用意されている至れり尽くせりのダイビングで、水中世界に突入した。海の中は透明度が高く、珊瑚もたくさんで素敵だ。珊瑚の中にイカを見つけたので近づいていったら、墨をかけられてしまった。イカに墨をかけられたのは初めての体験でびっくりした。ダイビングの後もグラスボートに乗ったり、シュノーケリングをしたり、珊瑚礁の真ん中で贅沢な時間をのんびりと過ごした。

2011年06月23日

ヨンガラレックというダイビングポイントがある。海底に沈没船があり、沈没船の周囲にたくさんの魚達が集まっている、世界でも有数のダイビングポイントなのだそうだ。そんなヨンガラレックを知ってしまったら、どうしても潜りたくなった。アーリービーチとタウンズビルの中間のエアーと言う町の近くにヨンガラレックがあると言うので、まずは行ってみる事にした。エアーから海岸の方に行くとダイビングショップを見つける事ができたので、ダイビングを申し込もうとしたが、風が強くて今後数日は無理だという。風の影響でダイビングが出来ないと言われてしまっては、どうにもならない。それでも、どうしても潜りたいので、エアーの町で天候回復を待つ事にした。

2011年06月25日

沈没船ダイビングを待っている間、ずっとエアーの町に居るのも面白くないので、100キロぐらい北のタウンズビルに行く事にした。タウンズビルはオーストラリアのバイク旅が始まって直ぐに訪れた町だ。最初に立ち寄った時は数時間しか滞在していないタウンズビルの町なのだが、何処となく見覚えのある場所があり、懐かしく思う。旅の最初の出来事が、ゆっくりと思い出に変っているのかもしれない。最初にタウンズビルに来た時は、バイク旅が始まって3日目で全てが新鮮に見えた。それと同時に、バイク旅やオーストラリアの知識が乏しく、試行錯誤の連続だった。まだ、これから始まるバイク旅に期待と不安でワクワクドキドキしていたのだと思う。タウンズビルを一望できる丘の上から町を見下ろしながら、そんな事が頭に浮かぶ。

2011年06月27日

昨日、ケアンズに到着しました。11ヶ月ぶりのケアンズに到着したときは感激でした。ケアンズで有名なライダー宿の噂を聞いていたので、残りのオーストラリア滞在はその宿に滞在する事にしました。俺が到着してすぐにバーベキューパーティーが始まり、みんなと一緒にお腹いっぱいお肉を食べる事が出来ました。これからのケアンズ生活も楽しくなりそうです。

2011年06月29日

ケアンズに到着してから雨ばかりだ。雨が降ってると買い物にも遊びにも行きたくなくなる。そんな感じなので、シェアハウスの人達と一緒に鍋を食べたり、ハニーチキンを食べたりしている。楽しくネットをしていると、突然パソコンが壊れてしまった。買ったときの状態に戻そうと試みたが、上手くいかなかった。とりあえず、何とか起動するようになったが、いつ壊れてもおかしくないだろうな。今のうちにデータを保存しておこう。

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