人口の減少
日本は少子高齢化社会になって今までにない危機的な状況にあるとはどうしても思えない。人口が減ることで日本の生産能力が減少して、今までの生活レベルや経済レベルが維持できなくなるのだという。
確かに生産能力や経済力は落ちるだろうが、そのことと国民生活の不幸や幸福は同じではないのだ。そもそも、この日本列島に1億人以上の人間が暮らしていることの方がおかしいのだと思う。この100年ぐらいの間に増えすぎた人口を維持しようという考えの方がおかしいのだと思う。この100年で増えた日本の人口の方が長い歴史から見たら異常な現象なのだと思う。
戦後60年ちょっとの歴史から見たら日本の人口が減り始めたことは異常なことかもしれないが、そもそも、戦後60年の日本の成長や発展の方が人類の歴史と照らし合わせてみると異常なことなのだ。その異常な状態が60年も続いているのだから、人口が減って、経済活動が減少していくのが自然な成り行きなのではないかと思えて仕方がない。
日本の人口が減少していくのはごく自然なことなのだと思う。俺の嫌いなエコを持ち出すのであれば日本の人口が減るのはクールビズなんかよりも何倍もエコな事じゃないだろうかと思う。
2007年3月10日 記入