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ポケバイレースで優勝

友達がポケバイのレースに出るのでメンバーとして出場しないかと誘われた。詳しい事はよく判らないがレース当日の俺の予定は入ってなかったので出場する事にした。ポケバイとは三輪車ぐらいの大きさしかないバイクだ。それに大人が乗って走るのだから、かなり窮屈な体勢で乗らなくてはならない。

レースは土曜日に練習をして日曜日に本番が行われる。今回のレースは2時間耐久レースで、1チーム4人のメンバーが交代しながら2時間でコースを何週走れるかを競うレースだ。昔、ママチャリで12時間耐久レースを経験しているので2時間なんてあっという間だろう。土曜日の練習には来れない人がいるので我々のチームは3人で練習する。最初はゆっくりと走っていたが徐々にポケバイの運転に慣れてきてスピードを出せるようになってきた。しかし、小さなバイクに乗っているだけで足がつりそうになる。かなりきつい体勢を維持して2時間耐久レースを乗り切れるかどうかが不安だ。

練習からタイムが表示されるので自分のラップタイムを知る事ができる。そうなると、走りが熱くなっていく。ラップタイムが一秒縮むだけでかなり嬉しいのでコーナーギリギリを攻めていく。そんな熱い走りを何週かしていると腕や足がパンパンに張ってしまい、それ以上タイムが伸びなくなってしまう。

メンバー交代をしながら調子よく練習走行をしていると、あっという間に3時間ぐらい経っていた。思っていた以上にポケバイは楽しい。走っていると時間を忘れてしまうのだ。調子よく走っていたが、突然マシントラブルが発生した。チェーンが外れてしまったのだ。チェーンを元に戻して走り出したが、すぐにまたチェーンが外れてしまう。どうやら、何かがおかしくなったようだ。必死でマシンを調節してチェーンが外れないように試行錯誤したが、少しスピードを出しただけですぐに外れてしまう。これではマシンが使えない。マシンが使えなければレースに出場する事は出来ないのだ。不安がよぎる。レース主催者のメカニックの人に見てもらい歪んでいた部品を交換したが、それでも良くならない。3時間ほど悪戦苦闘した末に何とかチェーンが外れないで走れるようになったが、不安は残る。

日曜日、朝9時から始まるので、余裕を持って8時半に集合する予定でいたが、昨日の疲れが残っており15分ほど遅れてレース場に到着した。昨日来ていなかった1人はすでにやってきていた。これでチームメンバーが4人そろった。早速、練習走行をするが、数週走ったところでチェーンがまた外れてしまった。昨日から引き続き抱えているマシントラブルだ。ひょっとしたらレースに出場できなくなってしまうかもしれない。

昨日来ていなかった最後のチームメンバーがマシンの調整を始めた。昨日は3時間も試行錯誤して、何とかチェーンが外れなくなったのに、彼の手にかかると10分ほどでマシンの調整が終わった。早業である。しかも、その後練習走行をしてもチェーンが外れなくなった。最後の1人は神業のメカニック技術を持っていたのだ。

チェーンに不安を抱えながらも2時間耐久レースがスタートした。出だしは好調で我々のチームがトップを走っている。トップをキープしたまま2番走者に交代する。依然としてトップを維持している。俺は3番走者だ。走者交代の時に給油もしたので他のチームに抜かれてしまい、俺は2位で走り始めた。4週ぐらいするうちにトップのマシンを射程圏内に捉えた。抜くタイミングを計りながらも、なかなか抜くことが出来ない。一瞬のチャンスを捉えてトップのマシンを抜いて俺がトップに躍り出た。思わず「YAHHHHH」と叫んでしまった。最高に気持ちがいい。

その後、4番手の神業メカニックマンの転倒のハプニングがあったがトップを維持し続けた。他のチームをどんどん引き離しながら1時間が経過していった。あとはマシントラブルがないことを祈るだけである。もし、チェーンが外れてしまったら数週の差があっても、あっという間に逆転されてしまうだろう。

残り30分ぐらいになった頃、エンジンの調子が悪くなってきた。アクセルを全開にしても思うように加速してくれなくなってきた。エンジンの音を聞きながら上手い具合にアクセルを調節して回さなければならなくなった。思うところで思い通りに加速できないのはかなり辛い。徐々に2位以下のチームとの差が縮まっていく。チェーンに続きエンジンにも不安を抱えながらも、逃げ切るようにしてトップでゴールする事ができた。

今回の参加チームは全部で13チームだった。しかも、今回の大会は第1回大会で我々は記念すべき第1回大会の優勝チームになってしまった。表彰台の一番高いところに上がり表彰してもらった。優勝してみんなに祝ってもらえるのは非常に気持ち良い。

優勝の商品は高級国産霜降り牛肉だった。大会終了後に行なわれた焼肉パーティーで優勝商品の高級国産霜降り牛肉は10人以上の胃袋の中へと消えていき、無事に第1回ポケバイレースは終了した。

レース前はポケバイなどよく判らないので余り期待していなかったが、知らないうちにレースに熱くなっている自分がいた。予想以上に有意義で楽しい週末を過ごす事ができた。

2006年4月23日 記入

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