人の良いところ

どんな人間にも良いところと悪いところがある。良いところが多い人もいれば悪いところがたくさん目に付く人もいる。でも、どんなに良いところがたくさんある人でも悪いところは絶対にあるし、悪いところがたくさんある人にも絶対に良いところがある。

たいていの場合、人の良いところよりも悪いところの方が目立ってしまうものだ。そして、記憶に残るのも人の悪いところであり、話題に登って面白いの も人の悪いところだ。ある人の良いところを話題にしても羨ましいだけで終わってしまい、盛り上がらないのに比べて、悪いところを話題にすると話がどんどん 膨らんでいきとても盛り上がるものだ。なので、悪い噂は本人の耳に入ることも多く、本人の耳に入ってしまうと嫌な気分になり、人間関係も悪くなる。

普段生活していると、自分に接する人の悪い部分が自然と目についてしまうが、良い部分はほとんど判らない。なので、できるだけ人の良い部分を探すよ うに心がけている。しかし、人の良い部分を見つけるというのはなかなか難しい。悪い部分はすぐに見つけてしまうのだが、良い部分は気づきにくい。ちょっと 考えると良い部分が見えてくるのだが、見落としてしまうことの方が圧倒的に多い。

俺は人の良いところを意識的に探そうと心がけて生活している。それでも人の悪い部分は見えてくるのに良い部分はなかなか見えてこない。「性格」「クセ」「仕草」「態度」「言葉」…、日常生活の人間関係の中に人の良い部分は隠れているのだが、見つけるのは難しい。

常に人の良い部分を見つけるように意識して生活していると、徐々にだが人の良い部分が見えてくるようになる。良い部分を意識しながら思い返してみる と何気ない仕草が良い部分だった事に気が付く。その様に人の良い部分を意識して生活しているうちに、思い返さなくても人の良い部分が瞬時に見えてくるよう になる。良い部分を伝えてあげて喜ばない人はいないので、良い部分はできるだけ本人に伝えてあげるべきだ。しかし、人に良い部分を伝えるにはタイミングが 重要である。

今年の俺の目標の1つに「人の良いところを見つけてその場で伝える」と言うのがある。常に人の良い部分を意識をしていない良い部分を見つける ことが出来ないし、たとえ相手の良い部分を見つけても伝えるタイミングを逃してしまう可能性は十分にある。かなり難しい目標ではあるが常に意識していれば 不可能な目標ではない。

2006年2月4日 記入

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