学生生活スタート♪

看護師の動機

なんで、バックパッカーが突然看護師になりたいと思ったのか?そこからだよね。理由は現在の医療業界が信用できないからなの。だってさ、医療ミスとか、そこまで行かなくてもちゃんと患者に説明もしないで手を抜いてたり、薬漬けにされたりしても、患者には判らない訳でしょ。だから、少なくとも自分と自分の家族を守るために、医療業界に入ってみようかなと思ったのが、動機かな?

こんな動機、看護学校の面接じゃ使えないから、結構困ったんだよね。

受験勉強

2004年の5月に帰国して、それから学校探しをして受験勉強を始めたんだけど、これが結構大変だったんだよね。「英語」「数学」「生物」「国語」がテスト科目なんだけど、「英語」だって、海外で英語を使ってるから、簡単だと思っちゃいけないよ。海外じゃ「関係代名詞」や「不定詞の形容詞的用法」なんて、使わないからね。「数学」だって、サイン、コサイン、タンジェントから、始めなきゃならんのさ。バス代8ペソ、入場料4ドル、昼飯代3ヘアル、全部で何円?とは、次元が違うんだよね。

高校の教科書を引っ張り出してきて、勉強を開始したんだけど、なかなか頭に入らなくて、困ってしまったさ。独学じゃ無理なのか?とか、ヘッコミながらも勉強するしかないよね。でも、ちょっと不安だったから、有名予備校の冬期講習に行ったんだよね。したら、「先生」という者の存在の素晴らしさに感激してしまったよ。英語だって、数学だって、どんな科目でも受験に受かるコツがあって、それを教えてもらう事ができたんだよね。

素晴らしいね、受験勉強のプロ。こんなステキな先生たちがいたなんて、もっと早く、有名予備校に通ってれば良かったかな?いや、それじゃ、途中でだらけてしまうかもしれないね。それに、各教科の先生方の個性も素晴らしかったんだよね。特に、論文の先生。見た感じでは40半ばぐらいの年で女性なんだけど、「ッテ言うかぁ~」とか、「○○はこぉんなかぁんじ~。」とか、教室に入ってくるなりこんな喋り方で、「論文を教える前にオマエの日本語を直せ!」と、言いたくなってしまったけど、我慢して講義を聴き終わる頃にはこんな喋り方をする「先生」でも、論文の書き方やテクニックを生徒に教えてしまっていたし、俺も勉強になっちゃったんだよね。

こんな論文の先生を筆頭に個性豊かで、経験豊富な先生方が居るという事を知ることが出来ただけで、有名予備校に通った価値があったというものさ。

受験本番

で、できるだけの事はやって、受験の本番を向かえたんだけど、緊張するね。全部で5校受験したんだけど、最初の学校の受験の時なんて、自分でもビックリるすぐらい緊張してしまったよ。面接の時なんて、椅子に座ってるだけで膝がガクガクしてきて、落ち着こうとすればするほど緊張が高まってしまったんだよね。胃液が逆流するのが判ったし、最後の方には内臓が震えてきちゃったんだよ。ビックリでしょ。当然、顔も硬直してるし、口を動かそうとしても思うように喋れなかったりして、ぼろぼろの面接になってしまったんだよね。結果は当然、不合格。

その後の受験はそれほど緊張しなくなって、一次試験の筆記に合格して、二次試験の面接に進むことが出来たんだよね。最初の学校の面接で自分史上最高の緊張を味わってしまってたお蔭かどうか、そんなに緊張はしなかったんだけど、結果は不合格。やっぱり、「俺の人格が看護師には問題があるんだろうか?」とか、「こんな不順な動機を持ってる事を言わなくても百戦錬磨の試験官にはバレてしまってるんだろうか」とか、考えるようになってしまったんだよね。だって、筆記試験で合格させておいて、面接で落とすなんて、そういうことでしょ?しかも、二つの学校で!!

これにはショックを受けてしまって、精神的に不安定にもなってしまったよ。その後も、ショックを引きずってかどうか、筆記試験でバタバタと不合格さ。

やるだけやらねば

最終的に受験した学校は全部不合格でさ。4月からは仕事をしないといけないなと思い、仕事を決めてたんだけど、3月に2期試験がある学校があったから、ダメでもともと受験してみたんだけど、すんなりと合格する事は出来なかったんだよね。これが。じゃ、どうして、今、看護学生でいられるのかと言うと、補欠合格だったのさ♪

最後の最後にして、繰上げ合格で入学できたのさ。で、決めてた仕事もお断りして、紆余曲折をぐるぐると回された末に何とか看護学生になれたんだよね。

学生生活スタート

そして、いよいよ、学生生活スタートさ。みんな、若くてピチピチしてて、一緒にやっていけるか不安だけど、ま、何とかなってしまうでしょう♪とりあえずは顔と名前を覚えることから始めないとね♪

学生生活が始まって

3月まで高校生だった女の子達がクラスメートのほとんどを占めているんだよね。だから、男の肩身はとても狭いの。最初のうちはみんな友達もいなくて、よそよそしくて、近くの席の人達と話すようになっていくんだけど、男どもはどうしても、その輪に入りづらいものさ。だから、男同士で何となくかたまってしまって「女の園に上手く潜入したぜ」って、感じはあまりないかな。最初から判ってたから良いんだけど、それにしても男が俺1人だったら、さすがに居場所が無かっただろうなと、思っちゃうよ。それとも、女の子のグループの隅っこに入れてもらえたかな?

女の子達はあっという間にグループを作ってしまったんだよね。さすがに、そのパワーには圧倒されるけど入学式が終わって、3週間ぐらいたった頃から最初に作ったグループが合体したり、分裂したり始めてるんだよー。見ていると結構面白て、グループごとに個性が出はじめてくるんだよね。10人ぐらいの大所帯のグループに成り始めてる所とか、2、3人のこじんまりとしたグループを形成しているところとかいろいろ有って面白いよ。これから、そのグループはいったいどうなっていくのか?そして、我等男達のクラス内での地位はどのようになっていくのか?興味は尽きないね♪

ゴールデンウィークに向けて

ゴールデンウィークを経験するのはいつ以来だろう?海外にはゴールデンウィークは無いからさ。久しぶりのゴールデンウィークは10連休にももらえることになったよ。どうやって使ってやろうかと迷っちゃうよね。

最近、ネットオセロにハマってしまったよ。みんな、強くて結構面白いよ。俺も強いと思ってたけど、本当に強い人はレベルが違いすぎるよ。同じぐらいのレベルの人と対戦するのは頭の体操になって面白いな。

看護学生生活に戻る | 2005年5月>>