サッカーの国々

21世紀になってからは日本でもサッカーは一般的なスポーツになったけど、世界の多くの国では20世紀からサッカーは一般的なスポーツだったみたいなんだよね。野球なんかよりも圧倒的な人気があるみたいなの。俺が旅していた南米はサッカーが盛んなことでも有名な土地なんだよね。応援も熱狂的だったし子供達も空き地とボールがあればサッカーをしているみたいだったもん。

サッカーはボールが1個あれば、そのほかの道具が無くても遊ぶことが出来るから貧しい国の子供達でも遊ぶことが出来たんだよね。ひどい所だと、ボールじゃなくてビニール袋やゴミを丸めてボールっぽくしてサッカーで遊んでる子供達もいたんだよね。ビックリしちゃうでしょ。

そんな風に子供の時からサッカーに親しんでいる国を旅してると、いたる所でサッカーに触れる機会があるんだよね。テレビで試合を放送してたり、サッカースタジアムが観光地になってたり、サッカー関連のグッズのお店たくさんあったりするんだ。だから、サッカーに興味が無くても必然的にサッカーの事を目にする機械が増えて来るのさ。

きっと、サッカーが好きな人には南米は魅力的な大陸だと思うんだ。南米を旅する人の中にはサッカーを目的に来ている人も思っていたよりも沢山いて驚いちゃったんだ。ブエノスアイレスで沈没している時にはサッカーの試合をほとんどすべて観戦しに行っている人もいて、上には上がいると思っちゃったんだ。その人は南米にやってきた目的自体がサッカーの試合を見る事だったらしいんだけどね。そんな人達の旅のスタイルを見てるとさ、南米サッカーの魅力は凄いなと思っちゃったさ。

俺はサッカーの事なんて良く判らないし興味もほとんど無いから、南米にいる時もサッカーとはあまり係わりを持ってなかったんだよね。でも、サンパウロにいる時にサッカーの試合を見に行く人がいたから、俺も連れて行ってもらうことにした事があったんだ。せっかく南米にいるんだから、一度ぐらいはサッカーの試合を見に行こうかなと思ってさ。

実際にスタジアムでサッカー観戦をしてみると、地元のファンの雰囲気がとても面白かったんだ。やっぱり本場の南米のサッカーを体験しておいて良かったなと思ったさ。小学生ぐらいの子供までゲームに熱くなってブーイングをしたりしてるし、ゴールが決まった時の客席の盛り上がりは物凄かったの。サッカーの試合自体の面白さは良く判らなかったけど、南米のサッカーの雰囲気が体験できただけで十分に嬉しかったさ。

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