メコン川くだり
タイのチェンコーンからラオスのフェイサイにやってきてラオスを観光するんだけどさ、フェイサイから南に行くにはメコン川を船で行かないと駄目みたいなの。道が通じてるみたいなんだけどかなり迂回しているみたいだからさ、道路を車で行こうとすると何日もかかってしまうらしいんだよね。だから、フェイサイからルアンパバーンまでは船の旅を楽しむ事になったの。
４月２２日の１０時ごろにフェイサイを出発した船は途中で昼飯のために休憩を取った以外はずっと川を下っていったの。かなり年季の入ったおんぼろの船のエンジン音はとてもうるさくて、乗り心地はかなり悪かったんだよね。しかも、乗客がたくさんいてさ、狭い船内は足の踏み場も無いぐらいの混み具合だったの。
夕方の６時ぐらいにパクベンという場所に到着したんだけど、その時にはかなり疲れ果ててしまってたんだよね。船内を動くことの出来ない船の旅はかなり辛かったよ。
パクベンはほとんど何も無い村なんだよね。メコン川くだりの途中にある宿泊のための村みたいな感じなんだ。夕方の６時ぐらいに到着したから宿を見つけて夕食を食べて寝るだけに寄った感じだったんだ。何も観光してないし観光するような場所も判らないから寝るだけによった印象しかないんだ。
４月２３日もひたすら１日中船の中だったんだ。昨日よりも乗客の人数が増えていて、どこから現れたのかが、ちょっと不思議だったけど、基本的には昨日と同じ人たちと一緒に船に乗り込んだんだ。
今日はエンジンから少しは離れたところに座ることが出来たから、少しは乗り心地が良かったけど、それでもずっと座ったまま何時間も船に乗っているのは辛いね。今日は俺の隣に座ってたラオスのおばちゃんが持ってきたお弁当を少し分けてくれたんだ。とても美味しくて嬉しかったさ。ラオスに来たばかりなのにラオスの家庭料理の味を堪能する事が出来ちゃったんだ。タイではお弁当を分けてくれる様な事は無かったから、ラオスの人たちの親切にはちょっと驚いたよ。
夕方の６時ぐらいにようやくルアンパバーンに到着したんだよね。これで２日間の船の旅がようやく終わったんだ。陸に上がる事が出来てちょっと嬉しかったさ。
