ナイロビ滞在記

ナイロビからタイのバンコクに飛行機で飛ぼうと思ってたから、出来るだけ安い飛行機のチケットを探すことが目的だったんだよね。2月16日の朝にナイロビに到着してすぐにエアーチケットを探し始めたの。旅行代理店をはしごして、一番安い航空会社を探し出して、すぐに申し込みをしたんだよね。それでも、申し込みから出発までは1週間以上あったから、その間はナイロビ観光をしていたの。

ナイロビには有名な日本人が集まる安宿があるからひとまずはその宿で情報を得ようとしたんだよね。そうしたら、ブラジルで一緒だったライダーの雅也(仮名)さんと再会したの。お互いにビックリの再会だったんだよね。しかも、雅也さんは俺の友達と一緒にアフリカをツーリングしていたようで、それにも驚いてしまったのさ。改めて世界の狭さに驚いてしまったよ。

ナイロビではラストサムライの映画をやっているというので、雅也さん達と一緒に見に行ったの。ケニアは英語圏の国だから字幕なしで英語の映画を見なくちゃならないんだよね。だから、理解するのがちょっと難しかったけど、日本の武士の話だし、ストーリーも簡単だったし、ところどころ日本語のセリフが出てきてたし、大体の話の流れは理解できたの。映画はとても面白くて楽しかったんだよね。日本語のセリフに英語の字幕が付いてる事なんて日本の映画館じゃ考えられないから、そういうのも新鮮だったし。しかも、この時はまだ日本では公開前だったから、日本よりも早く見ることが出来てちょっと得した気分にもなれたしね。

別の日にはギコンバーマーケットに行ってきたの。ギコンバーマーケットはとても広くてたくさんのものを売ってるんだよね。ギコンバーマーケットの奥まで行くととても面白いの。鍋や釜とかの日用品が売っているコーナーがあったり、服や靴や帽子が売られている場所があったりするんだよね。そしてどんどん奥に行くと魚を売ってたり牛肉が売られてたりするの。そして、その中には食堂もあるんだよね。そして、何処に行っても人がいっぱいで、とても混んでるの。歩いているだけで1日かかっちゃうぐらいの広さなの。

もちろん、常にスリに会わないように気をつけながらギコンバーマーケットを見て回ってるんだけどさ。俺は無事にスリにも強盗にも会わないでギコンバーマーケットを見て回ることが出来たけど、ここでも強盗に会う人は会ってるから怖いんだよね。

サファリツアーにも行ってきたんだけど、景色はとても雄大で美しいね。ナイロビの都会から離れて大自然の中は気持ちが良いもん。初日にはキリン、シマウマ、トムソンガゼル、アフリカゾウの親子を見ることが出来たんだよね。最後にヒョウがトムソンガゼルを食べている所を見れたの。顔を血で真っ赤にしながら肉を食べてたの。

2日目はダチョウ、カンムリツル、ホロホロチョウ、ヘビクイワシ、イボイノシシ、マングース、カメを見ることが出来たんだよね。途中で川によった時にカバとワニを見ることが出来たの。豆粒のような距離だったけどライオンの狩を見ることが出来たんだよね。奴らはちゃんと作戦を立てて獲物を捕まえているみたいで、俺が見たときは獲物を捕まえる事が出来たみたいだったよ。

その後にマサイの村に行ってマサイの家とかを見学したの。マサイの村は牛の糞だらけで、地面は牛の糞で覆われている感じなの。でも、不思議と臭くないんだけどさ。マサイダンスを見せてくれたり、子供と戯れたりして、すっかり楽しんじゃった。

飛行機の出発までは最後のナイロビを十分に満喫する予定だったんだけど、夜は治安が悪いからホテルの外には出ないようにしてたし、昼間も郊外に行くと白昼に強盗に会うかもしれないし、何より、これ以上両替をしたくなかったから、お金を使わないようにしていたの。だから、ホテルでダラダラとしてたり、洗濯をしているうちに時間が過ぎて、飛行機の出発の時間がきちゃったんだよね。それでも、十分に楽しかったんだけどさ。

<<6大陸めぐりの旅に戻る