チェ・ゲバラと言う人

チェ・ゲバラって言う人はどれぐらい有名なのかは知らないけれど、簡単にチェ・ゲバラって言う人を紹介するよ。彼はアルゼンチン人でキューバの社会主義革命をカストロと一緒に成功させた人なんだよね。社会主義革命成功の後はカストロとは別行動をするようになって、今度はボリビアで革命を起こすためにゲリラ活動を始めたの。そのボリビアでのゲリラ活動の途中で政府軍に捕まってしまい死んでしまった革命家なんだよね。

俺がチェ・ゲバラを知ったのは今回の旅の途中で、本を交換しながら旅をしているうちにチェ・ゲバラの本が俺の手元にやってきたんだよね。それを読んでゲバラと言う人の事を知ったの。妥協を許さず、強いものの横暴に立ち向かい、強いものから搾取されている弱いものを開放するために戦った、革命家がゲバラなの。

ゲバラの写真やポスターやTシャツは中南米のいたるところで売られているんだよね。それぐらいゲバラは有名で中南米の人達から愛されているの。俺もTシャツが欲しくなって、買ってしまったんだよね。彼の人生や生き方がカッコよく感じるんだ。それに、ゲバラも俺もアメリカが嫌いってだから、そういうところに共感をもててしまうの。

革命を成功させてしまった革命家は今度は民衆を束ねて安定した社会を運営していかなくてはならないんだよね。社会を運営するのは革命家の仕事ではなく、政治家の仕事なの。だから、革命を成功させた革命家は今度は政治家になる必要に迫られるのさ。革命家から政治家に転身するのに納得がいかなかったゲバラはキューバから離れて、革命の必要な場所を探してボリビアに行きついたと思うんだ。そこでゲリラ活動を行いながら1人の革命家として生きていく方が彼の行き方や信念に合っていたんじゃないかな。

アメリカの支配を恩恵にどっぷりと浸かっている平和な日本社会では横暴で巨大な権力に向って戦いを挑んだチェ・ゲバラのような人の生き方に共感する人は少ないのだろうけど。

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