カンチャナブリ観光

2004年5月に行ったカンチャナブリのご紹介。

5月11日の10時ぐらいに起きてバンコクカオサン通りにある宿を出発する。バンコクからカンチャナブリまでは列車で行く。バスで行く事も出来るらしいが、バスよりも列車の方が料金が安いらしいので列車で行く事にした。宿のあるカオサン通りから駅までは市内バスで移動する。駅に到着してカンチャナブリに行きたい事を駅員に伝えるとカンチャナブリ行きの列車は別の駅から出発するらしいと教えてくれた。どうやら駅を間違えてしまったようだ。

仕方ないのでカンチャナブリ行きの列車が出る駅に行く事にする。もう一度市内バスに乗って、チャオプラヤ川の近くで降ろしてもらい船でチャオプラヤ川を渡り少し歩いて、ようやくカンチャナブリ行きの列車が出ている駅に到着した。駅に到着した時には出発時間ギリギリだったので道中の食べ物などの買い物もせずにカンチャナブリ行きの列車に乗り込んだ。適当に席に付くとすぐに列車は動き出した。

列車がカンチャナブリに到着したのは夕方の5時ぐらいだった。バンコクでは列車の出発駅や時刻表を調べていなかったので、カンチャナブリの駅で帰りの列車の時刻を確認してから宿を探しに出かけた。しばらく歩いて宿を探し回り、川の上に浮かぶ部屋に決定した。なかなか良さそうな部屋を見つける事ができた。

夕食を食べようとカンチャナブリの街をうろついていると、ナイトバザールを発見した。規模は小さいが面白そうなバザールだった。夕食は久々にラーメンを食べることにした。なかなか美味しかった。

5月12日は10時ぐらいからのんびりと行動開始する。川を渡ってしばらく歩いていると鉄橋を発見した。鉄橋には観光客がたくさんいた。この鉄橋は「戦場にかける橋」の映画の舞台になった橋のようだった。どうりで観光客がたくさんいる訳だ。カメラを構えて鉄橋の写真を撮っている観光客がたくさんいる。橋の上にもたくさんの観光客がいるので俺も混じって鉄橋を渡った。途中で列車が来たら危ないなと考えながらも、これだけ観光客がいたら列車も来ないのだろう、などと思いながら橋を渡る。橋の上からの景色も美しい。

橋を渡り終えた先には観光用の土産物屋レストラン博物館があって賑わっていた。どうやら橋を渡った反対側が観光用の正面入り口だったようだ。土産物屋をちらちらと見学して戦争博物館に入ってみる。博物館内は結構広いが戦争を題材にした博物館なのでどうしても暗いイメージになってしまう。博物館を見学している途中で列車が来たようだ。博物館の屋上から橋の方を見てみると、蒸気機関がゆっくりと橋を渡っていく姿を見る事が出来た。なかなか素敵な風景だ。戦争博物館と橋以外は興味を引くものが特に無かったので土産物屋を一回りして宿に戻る事にした。土産物屋は日本の土産物屋のよう雰囲気がして面白みが無い。

宿でちょっと休憩したあとに橋とは反対側に行ってみる事にした。橋の反対側はお墓が広がっていた。戦没者を埋葬しているのだと思うが、お墓はかなり広かった。お墓の隣には博物館が併設されていた。とても綺麗な建物で最近建てられたばかりのようだ。戦没者の事や墓の設計に携わった事が記録されている博物館らしかったが、良く判らなかった。博物館を見ている間に雨が降ったようだったが、博物館を見学している間にやんでしまったらしい。外は少し気温が下がって過ごしやすくなっていた。

カンチャナブリは鉄橋以外は特に見所が無いようで時間をもてあまし気味だ。夕方まで川の上に浮かぶ部屋でのんびりとしてから夕食を食べに行く。夕食を食べる場所も俺が気に入るような雰囲気の屋台や食堂が見つからないのでちょっと困ってしまう。

5月13日は朝からパッキングを開始する。バンコク行きの列車の出発時間は2時50分なのだが、それまでの時間をどう過ごそうか見当がつかない。ちょっと早めに昼飯を食べて駅に向かった。駅で本を読みながら列車が来るのを待っていると雨が降ってきた。どうやらこの辺りは雨季に入ったようだ。毎日夕方になると雨が降る。

列車は時間通りにやってきてバンコクに向けて出発した。列車はのんびりとバンコクまでの車窓を楽しませてくれる。外が暗くなってきた頃にバンコクに到着した。バスだと夕方の渋滞に巻き込まれてしまいそうだが、列車は渋滞が無いので嬉しい。

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